―浜名湖花博の開催がこの春に迫りました。あらためて県内開催の意義について聞かせてください。

 「静岡県は花の生産は全国四位(平成十三年)でありながら、消費量は下位に位置している。花の美しさや自然の素晴らしさ、安らぎを感じる機会があまりなかったのかもしれない。一方、海外、特にヨーロッパに行くと、住宅の周りに花を植えたり、窓にも花を飾るなど、整備している街が多い。悲しむにつけ、喜ぶにつけ、生活とともに花があるヨーロッパのように、県民がもっと花を身近に感じてもらい、認識を変えてもらうよう『やって良かった』と思えるイベントにしたい」


 「国民や世界の人が花を通じて心の交歓をできるようにもしたい。世界各国の庭園の参加もあり、文字通り国際的で、国内の人からも祝福される花博ができるようになった。開催に向けては、ここまでこぎ着けてくれた協会事務局をはじめ、県内関係者が非常に努力してくれていると思う」

 ―花博開催期間中だけでなく、閉会後のビジョンを持つことも大切だとおっしゃっていますが、ご自身はどんなビジョンを持っていますか。

世界の人が心の交歓

鈴木脩会長
 「花を通して世界の人が心の交歓を」―。花博開催への思いを話す鈴木会長=浜松市内
 「開催期間中は世界の花が集まり、人も来る。その余韻を次に展開すべき。会場跡地の一部は公園になるが、ここは『花公園』的な要素を残していくことが必要。大々的でなくとも世界の花を少しずつ集めて、花に関するイベントをやってもいい。また、花博会場周辺は副産物としてアクセス道路が整備された。私は県西部自治体合併後の新市庁舎建設案を一つの案として提案したが、開発後の跡地をどう発展させていくかも課題」

 ―ご家族で花博について話をする時はありますか。

 「だめだね、ビジネスマンだから(笑)。ただ、孫たちもいるし、家族で一日でなく、十日ぐらいかけて世界の花を見たい。みんなで公園へハイキングに行ったり、散歩するような気持ち、エンジョイする気持ちを持ってもらいたい」

 ―スズキとしても県西部や愛知の一部の小、中学、高校生に花博の入場券をプレゼントしましたが。

 「われわれは戦時中に生まれ、どちらかというと『働きばち』できた。その反省も込め、心の安らぎや花の恵みなど、心の余裕を持ってほしいという願いを込めた」

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